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第3回 建築再生展

一般社団法人輻射冷暖房普及促進協会 

会長 坊垣 和明

 

来週、6月11日(火)から13日(木)までの3日間、「建築再生展2019」(http://www.rrshow.jp/)がお台場の東京ビッグサイト青海展示棟Bホールで開催されます。
この展示会は平成元年(1989年)に建築物のリフォームやリニューアルに特化した、わが国で初めての展示会としてスタートしました。当時は、建築ブームの真っただ中にあったわけですが、将来の膨大な建築ストックにおける改修や再生・更新の必要性を見越して始まったものです。
今、まさに空き家問題等が現実のものとなり、マンションの老朽化対応を含めて、ストック対策が極めて重要な課題になるとともに、リフォーム関連市場の成長が期待されるところです。

今年のテーマは「建築ストックと未来価値の向上」です。
展示会では、リフォーム・リニューアルに関連する民間企業、団体、研究機関・大学等が出展し、国土交通省等の後援を受けて、348小間の展示が予定されています。ここでは、最新の技術や情報の展示・実演・提供が行われ、ビジネスチャンスが生まれる場でもあると期待されます。
入場料は1000円ですが、事前登録(http://www.rrshow.jp/)すれば、あるいは招待状を持参すれば無料になります。

 

会期中の3日間、会場内で今年のテーマに沿った「建築再生技術セミナー」も開催され、毎日5テーマ、計15テーマの最新情報等が提供されます。セミナーは先着順、無料です。
以下に、基調講演のみ紹介します。
6月11日11:50~ 村上周三 <(一財)建築環境・省エネルギー機構 理事長>
建築産業におけるSDGs導入の意義 -新築・改修における持続可能性の追求-
6月12日11:50~ 長谷川貴彦 <国土交通省住宅局住宅生産課 課長>
建築ストックの再生と未来(資産)価値の向上 -リフォームにおけるエコポイントの活用
6月13日11:20~ 涌井史郎(雅之) <東京都市大学 特別教授>
オリンピックレガシー:オリンピック施設とその後の展開

 

当協会も出展し、会員の皆様の情報等を展示し輻射冷暖房の広報に努めます。
輻射冷暖房は、健康性や快適性に優れ、また省エネの可能性の高い次世代の環境形成技術(空調技術)であり、建築ストックの性能向上にも大いに貢献できるものであると考えます。
是非ご来場いただいてご確認いただき、その他の新技術等にも触れていただければと思います。
展示会は専門家だけではなく、マンションの管理組合や住民の方々にも有益な情報源になっています。